ニューヨーク現地採用れぽーと

米国の銀行で現地就職したケースのレポートです。

損保会社の仕事内容とキャリアー法人営業編③

前回、前々回のエントリーで損保会社の大企業向けの営業の業務内容についてお話しました。

花形と言われるポジションであり、社内での人気も高いのです。

ではどのような人がこのポジションに抜擢されるのか、書いていきます。

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おおまかに言うと、法人営業に抜擢されるルートは以下の3つです。

①新卒入社⇒1場所目から大企業営業というパターン

②新卒入社⇒中小企業向け営業で成果を上げ大企業営業へ異動というパターン

③新卒入社⇒本社内勤部門を経験した後、大企業営業へ異動というパターン

1つずつ解説します。

 

1. 新卒入社後に即 法人営業部(大企業向け営業)でキャリアスタートのパターン

題名が長いですね。すいません 笑。

これは新卒入社後すぐに日産やホンダの担当者になるキャリアケースですが、まぁ結構レアケースです。ただそういうキャリアのスタートをした同期もいまして、だいたいは学歴に秀でており(東大・京大・早慶の上位学部)、かつ新卒入社後の研修期間中(数か月)にテスト成績で上位を取り、研修クラスでリーダーシップを発揮し、人を引き付ける人間性がある(+清潔感のある外見)みたいな人たちです。

損保ジャパンでは私が入社した際は100名前後の総合職(全国転勤型)がいたのですが、数名が選抜されて大企業営業からキャリアスタートしてました。

なので非常にレアケースです。

2.中小企業営業で成果を残し、大企業営業へ人事異動というパターン

これが一番多いと思います。新卒で会社に入社して、泥臭い中小企業営業をそつなくこなし営業成績を上げ、上司に気に入られて人事へ推薦もしてもらい、晴れて大企業営業へ人事異動というパターンです。王道ですね。

私は横浜市の南の方で中小企業営業をしていたのですが、先輩の1人がこのパターンで東京本社の大企業営業部隊に人事異動されました。

当時のチームが10名くらいの営業部隊でして、その中のエースクラスの人が引き抜かれていくというイメージです。年齢的には20代後半から30代後半といったところしょうか。即戦力としての意味合いが強い人事異動ですね。

ケースとしてはこれが一番主流だと思います。

3. 本社内勤部門から大企業営業へ人事異動するケース

これもケースとしては少なからずあって、新卒入社後に内勤部門(事務部門やIT部門、財務・経理・国際部など)で経験を積んだのち大企業営業へ人事異動というパターンです。

この人事異動ケースの狙いは、将来の経営幹部候補の職員(かつ本部内のバックオフィスした経験が無い人)に営業をやらせて、キャリアを広げされるというもの。

もっとダイレクトに言うと、経営幹部に向けての選抜試験みたいなものです。

優秀な職員が内勤部門でキャリアを始めた場合、どうしてもその部門のことしか分からなくなってしまいがちです。が、やはりビジネスである以上はお金を稼がないといけない、お金を稼げる人が上に昇進し役員や社長になっていくという構図なので、まぁどこかで営業はやらないといけない訳です。

ひらたく言うと『ドラマ: 半沢直樹』の浅野支店長パターンですね。彼は人事でキャリアを始め、優秀だった故に人事畑でずっと活躍。しかしながら更なる昇進のため(役員となるため)、営業にチャレンジしたといった具合です。

<2>と比べれば少ないですが、これもケースとしてはよくあります。

まとめ

上記3パターンが損保の大企業営業部に入る主な方法です。一度 大企業営業を経験した場合は、別の大企業営業のチームへ人事異動し、大企業営業内でぐるぐると周りながらキャリアを作っていく方が多い印象です。例えば東京本社で丸紅を担当した後に、大阪でダイキンを担当、その後 静岡の法人営業部へ課長待遇で人事異動みたいな感じです。

 

コバヤシ