ニューヨーク現地採用れぽーと

米国の銀行で現地就職したケースのレポートです。

東京海上と損保ジャパンの違いとは?ー営業編

就活をしている学生さん向けです。

なかなか損保ジャパンと東京海上の社内の違いとか分からないと思うんで、ちょっと書きます。『御社を志望する理由』を考える際に、参考にしてもらえば幸いです。

 

営業で言うと『東京海上トップダウン』で『損保ジャパンはボトムアップ』であるという点です。詳しく書きます。

 

東京海上の営業スタイルは『トップダウン型』です。言い換えると、その地域で一番大きい企業(保険を買ってくれるお客さん)や一番大きい保険代理店を上から順に並べ、上から順番に攻略するということです。

もちろんビジネスですからリストの上から順にお客さんを得られるとは限らないし、保険代理店との代理店契約を結べる訳ではありません。ですが大きいお客さん、保険代理店を獲得した方が、商売としては手間がかからないため、理に叶うわけです。

ですので、東京海上の損保マンに求められる資質は『新規営業』・『開拓能力』です。今でいう地域型総合職の方がルート営業的な部分はやってくれるので、全国転勤型の総合職がやることは新規開拓の一言です。その意味では証券や銀行の営業にも近いと思います(もちろん証券や銀行の営業の方が、キツイですが 笑)。

 

一方で、損保ジャパンの営業スタイルは『ボトムアップ』です。すなわち、中小企業や小さめの代理店を広く扱っていて、小さめの代理店が人間関係で中堅企業や場合によっては大きめの企業の保険契約を獲得。代理店も大きくなり、損保ジャパンの売り上げも増えるみたいな循環があったのです。

ですので損保ジャパンの場合は『トップダウンリスト』の様なものはなく、営業先も上から順にやっていくといった形式がありません。よく言えば営業マンの裁量に任されていて、悪く言えば個人能力に依存した営業スタイルといいますか。

小さめの代理店が数多くあるので、損保ジャパンではルート営業の比重が大きいです。ルート営業の上で、優秀な営業マンは自分で新規開拓もやってます。いい意味で縛りが無いので、優秀な営業マンはしがらみがない環境で数字を伸ばすことに集中できるともいえるでしょう。

 

コバヤシ