ニューヨーク現地採用れぽーと

米国の銀行で現地就職したケースのレポートです。

損保会社の仕事内容とキャリアー営業概要編

どーもコバです。

私は損保ジャパンに6年間勤めていたのですが、なかなか外部から何しているのか分からない業界なので、せっかくなので損保会社の仕事内容について書きます!

 

結論から言うと、以下3つに大きく分かれます。

①営業:営業成績(売上げ)を伸ばす人。ルート営業中心だが新規開拓あり。

②査定:事故(自動車事故や火災事故)の損害額を見積もり、保険金を払う人。

③本社内勤:本社の管理部門。IT部門や事務部門、国際部門など。

 

私は①に1年少し、5年ないくらいを③で過ごしました。今日は①営業についてです。

 

営業というと飛び込み営業と思いがちですが、損保の営業は『ルート営業』です。

大事なことなのでもう一度、『ルート営業』です。

つまり、すでに営業先は決まっていて、その決まった所で売り上げを伸ばすことが求められるということです。

 

損保会社は自分たちで保険は売らず、代理店を通して販売しています。

例えばホンダの車を買ったついでに自動車保険に入ったケースだと、ホンダ(その販売店)が保険代理店として損保ジャパンの保険を売っています。

タマホームで家を買ったついでに火災保険に入った場合、タマホームは火災保険の契約を損保ジャパンの代理店として、お客様と締結しているということです。

ですので、基本的には損保会社営業職員のお仕事は代理店(タマホームの人やホンダの販売店)が保険販売をすること/保険売上げを伸ばすことのお手伝いになります。

よって、他の金融機関と比べると営業としての難易度は低めです。

 

営業の中でも担当領域は大きく3つに分かれています。

-法人営業:大都市や地方の大企業案件(従業員1000人以上の企業)を担当

-一般営業:中堅中小企業や大き目の個人案件を担当

-自動車営業:自動車ディーラーを担当

 

法人営業はいわゆる花形です。損保ジャパンでは日立、東京海上三菱商事など、各財閥グループの大企業へ保険プログラムを提案するお仕事です。

一方で一般営業は中小企業や零細企業、小さめの市役所を相手とする仕事です。ここから営業を始める人が多く、ある意味ガッツでなんとかなる世界でもあります。

基本的には一般営業で数字を上げまくった人が法人営業へと異動していきます。

 

自動車営業は少し異色で、自動車ディーラー(ホンダや日産のディーラーなど)のみを担当します。自動車営業はキャリア上はちょっと苦しいポジションで、と言うのは

-自動車保険のみしか扱わないので他の保険(火災や傷害保険)の知識がつかない

-ディーラーが土日に稼ぐ業界のため、土日もガンガン電話がかかってくる

-ディーラーはだいたい点在してるので、移動時間(運転)が長くなりがち

-社内(部署)も社外(ディーラー)も超体育会系

というデメリットがあるためです。

 

仮にこれを読んでいる方で、損保の営業がしたいという方がいれば、自動車営業は避けた方がいいかなーと個人的には思います。

 

次回以降はそれぞれ(法人営業・一般営業・自動車営業)について詳しく解説します。

 

ではまた!

 

コバ