ニューヨーク現地採用れぽーと

米国の銀行で現地就職したケースのレポートです。

一般営業の仕事内容とは(概要編)

一般営業は損保会社の中で、小さめの会社や保険代理店を担当する営業部隊のことを指します。営業の中でも担当する業界の幅が広く、営業の登竜門的な位置づけです。

今日は一般営業の仕事内容についてざっくりと語っていきます。

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業務は色々あるのですが、主には以下の3つです。
①損保代理店のサポート
②損保代理店の"勧誘"
③社内業務(営業会議資料の作成など)

1.損保代理店のサポート

損害保険代理店の多くは副業として保険業を営んでいます。自動車ディーラーさんが自動車を販売するついでに保険も紹介する、不動産さんが物件仲介をするついでに火災保険もお勧めするといった具合です。ですので、当然 保険の契約書(約款)の細かい点で質問があることもありますし、本業があるので細かい所まで時間をかけて調べる時間が無いわけです。

そこで損保営業マンの出番なのです。彼らから受けた電話で速やかに質問に回答し、必要あれば保険契約書のソフトウェアでの作成も手伝ってあげる。そういった全面的なサポートが求められる役割です。

こういった日常のこまごまとしたサポート業務をこなす中で、信頼関係を気づいていき、保険代理店を成長させることが目的と言えるでしょう。

2.損保代理店の"勧誘"

損保代理店のサポートは基本中の基本であり、正直、『できて当然』という感があります。良い一般営業マンとダメな一般営業マンを分けるのがこの点でしょう。

損保代理店は各保険会社と契約を結んでおり、代理店によっては複数の保険会社を使うところもあれば、1社のみと契約を結ぶ場合も多々あります。前者でいえば『保険の窓口』という会社(代理店)は国内数十社の保険会社と契約を結び、様々な保険商品を販売していますよね。

一方で、代理店の中には業務を煩雑化させないため、また長年の付き合いから、単一の保険会社とのみ代理店契約を結んでいるパターンもあります。そういった代理店のことを『専属代理店』といいます。

 

この他社の『専属代理店』に対して継続的に訪問活動を行い、なんとかして人間関係を気づき、そして『自社の保険代理店になりませんか?』と言いより口説く。それが一般営業マンに求められている仕事です。端的に言うと『新規開拓』です。

 

正直にいうとこの"勧誘"-『新規営業』-は最初はめっちゃつらいです。

訪問したところで相手が嫌がっているのが分かりますし、場合によっては怒鳴られることすらある。まぁ当然ですよね、相手にメリットは基本ないですし。

しかしながら、他社の『専属代理店』の中でも不満をためている代理店はいたりします。例えば保険金支払いでもめた(代理店のお客さんへの保険金支払いが期待値以下だった )、他社の担当者との仲が悪い(現行のサポート体制を評価していない)、保険会社との契約(金銭の部分)で不満があるといった具合です。

 

こういった『専属代理店』さんもいない訳ではないので、運を頼りにこういった『口説ける相手』に会えるかどうかがすべてだと思います。

 

3.社内業務(庶務・雑務)

最後に社内での業務です。これは保険代理店さんのために大口の契約の保険料を計算してあげたりですとか、社内の営業会議の資料を用意する、社内キャンペーンの数字集計をするといったものがメインです。

私のケースはもう古い話で今は違うと思いますが、損保ジャパンの一般営業では月に重要な営業会議が3つほどありました。『月初会議』、『20日見込み会議』、『最終見込み会議』です。

詳しいことはまた別のエントリーで書きますが、会議の前日は夜10時くらいまで数字を作ってましたねー。営業なので夕方に支社に戻って来てから、数時間かけて集計をしてたのです。懐かしいです。

 

コバヤシ